航空業界で早期離職しない為の対策・心構え9選!

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航空業界で早期離職しない為の対策・心構え9選!

【こんな方におススメの記事】
・航空業界にこれから入社する方
・航空業界で働きたい方
・座学の知識量が多く、ついていけていない方
・入社したが、先輩や同期と上手く馴染めない方
・体調を崩してしまった方
・入社して数か月、スランプに陥ってしまった方
など


航空業界には早期離職が少なからずある現状です。
私も人事時代は多くの早期離職も見てきました。
もちろんその離職の理由は様々ですが、いくつか特徴がある事も事実です。
こんな考えや行動ができれば続けられるのか!というヒントや気づきのきっかけになればと思い、記事を書いていきます。

高い志を持って苦労を経て就いた仕事ですので、
『○○になれた!』で終わりはなく、
『○○になってプロフェッショナルとして活躍している!』
と胸を張れるよう、是非活躍して下さい。

入社~独り立ち

①憧れを捨てて現実を見る
「こんなはずじゃなかった」「思っていたより大変」なんて事は航空業界に限らず必ずある壁の一つです。
憧れを持ってきたのなら、闘うべきはまず現実。
自分が憧れの対象として見てきたスタッフたちは皆、現実を乗り越えて制服を着て働いています。
地に足付けて泥臭く努力しましょう。

②体調管理を徹底する
変則な生活リズムと覚えることの多さに身体がついてこない方も多くいます。
身体が疲れると、精神的にも疲れますし、心が疲れると、身体も疲れてきます。
すごく当たり前ですが、食事・睡眠・運動のバランスが重要です。
体調管理も仕事の一つですので、食べるもの・睡眠時間・体を動かす事、
この3つを意識的に行ってみてください。

③同期を大切にする
つまずいたり、くじけそうな時、一番の支えになってくれるのは同期です。
同じ目標に向かって努力し助け合った時間は、何よりの支えです。
同期との時間はモチベーション維持にもリフレッシュにもなりますし、
長くそして強くあなたの支えになります。

④インストラクターや教育担当と上手く付き合う
会社や職種、もしくは担当によって異なりますが、航空業界の教育はとても厳しいです。
その理由は人命の安全に関わる仕事だからです。
(一方で教育制度は他業界に比べて整っているのも事実です。)
教育の厳しさに挫ける方もよく見てきましたが、
あくまで厳しさは、嫌がらせやあなたを試験から落とす事を、目的にしているものではありません。
インストラクターや教育担当が厳しかった場合、“怖い”という見方ではなく、
厳しさは“現場で安全に業務を行えるようになる為の通過点”
だと変換して気持ちを楽にしましょう。
また、言われた事や時間を守る、挨拶や返事をする、分からない事はちゃんと聞く。
当たり前ではありますが、教育を担当してくれる先輩と上手く付き合ってみてください。

独り立ち~

⑤1人でも本音で話せる先輩を作る
インストラクター・教官・メンター・同じチーム・同じ班・同じ学校の先輩など、
近い存在でいてくれる先輩が1人いるといないでは、精神的にも大きく違います。
業務で分からない事を聞ける先輩、人間関係や業務外の相談をできる先輩の存在はとても大きいです。
またその先輩のコミュニティーでも面倒を見てもらえたりしますので、
まずは1人、本音で話せる先輩を作りましょう。
面倒を見てもらえる可愛い後輩になるのも生き抜く術です。

⑥こういう風になりたい!を作る
特にCAやグランドスタッフに多い傾向ですが、入社して現場に出て満足、制服を着て満足をしがちです。
なりたい像を作ったり、なりたい先輩を見つけて、しっかりと目標を定めると良いでしょう。
また目標を見つける為に、“なぜこの仕事を目指そうとしたのか”。当時の自分の志望動機やきっかけを振り返る事も良いでしょう。
目標がしっかり定まっている方は、“いつまでに○○になる”という目標から逆算して、今は何をすべきか。しっかり計画を立てて業務にあたると良いでしょう。

⑦オンオフを切り替える
休日でうまくリフレッシュしましょう。
幸い航空業界の多くの職種は、仕事を家に持ち帰る必要がない場合が多いです。
切り替えがうまくできないと憂鬱になりがちになりますので、休みの日はきっちり仕事モードをオフにして心と体と頭を休める癖をつけましょう。


⑧速さより正確さを重要視する
最初に陥りがちなスランプに、少し業務に慣れてきて小さなミスをする事があります。
知識もつき多少業務に慣れてくると、自分でも気づかない油断や隙が生まれます。
スピードを重視したり、いつのまにか無意識に業務を行って確認を怠っていたり、、、
周りの先輩やチームは、最初から早く仕事ができるとを大きく期待していません。
ゆっくりだけどミスがない後輩と、早いけどミスが多い後輩ではどちらが良いでしょうか。
小さなミスは後々大きなミスに繋がり、安全と定時を脅かす事にもなりかねませんので、
もちろん後者の方が良いですよね。
まずは時間がかかっても良いので、確実に業務を行えるようになる事を重視してみると良いでしょう。


⑨割り切る部分は割り切ろう
デリケートな話題になりますが、旅客が事由で仕事が嫌になってしまう事も少なからずあります。
全ての方の要望に応えられなかったり、怒鳴られたりする事も。
『お客様の為に』という考えが強いあまり、自分を責めてしまい悩んでしまいそうになりますが、
理不尽な要求や言動を受けた場合には
『できる事は喜んでするが、出来ないものは出来ない』
としっかり心の中で割り切る事も自分を守るために必要な時もあります。

まとめ

航空業界に限らず“働く”という事は
楽しい事もあれば辛い事もあるのは事実です。

考え方や行動を少し変えるだけでも楽しさはたくさん増えます。

あなたの仕事が素敵な仕事になるように願っています。