現役航空業界内定者に聞く!航空業界の就活におけるTOEICの重要性と勉強法

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現役航空業界内定者に聞く!航空業界の就活におけるTOEICの重要性と勉強法

みなさんこんにちは。
今回は航空業界の就職と語学力についてお話ししたいと思います。

航空業界の一部の企業や職種においては、新卒/中途に限らず、
・応募資格に語学要件を設けている
・語学要件を設けていないが、TOEICスコア等で足切り※1をしている
といった選考を行っているケースが多くあります。
※1足切り:一定の基準を下回った場合に不合格とする手法

つまり、語学力は持っているに越したことはないのが現実です。
ではどうやって語学力を磨いていけば良いのか。
大学在学中にTOEICスコアを400点台→900点台に伸ばし、
新卒採用で航空業界大手企業の内定獲得をした方に、
勉強法やモチベーション維持の方法などを教えてもらいました!

航空業界の就職を目指しており、
・TOEICの勉強をこれからはじめる
・TOEICスコアがなかなか伸びない
・自分に合った勉強法が見つからない
・頑張って勉強しているが、心が折れてしまっている
そんな方々に是非オススメしたいと思います。

自己紹介

みなさんこんにちは!
私は現在就職活動を終えた大学4年生です!
英会話スクールや留学などを利用せず独学で英語を勉強し、TOEICスコアやスコアアップの努力の過程も就活の武器の1つにして就活をしました!
英語の勉強は大学1年生のときに始め、苦労をしながらひたすら勉強をしていました。

航空業界に就職したい想いから英語の勉強を始めましたが、
TOEICで努力した結果、面接のときに「どうやってそんなに高い点数をとったの」と聞かれることがあり、感動したことを覚えています(笑)

そんな私ですが元から英語が得意だったわけではなく、
点数の上がり下がりや様々な勉強を経て高得点をとることができました。
そんな私が意識していたことを要点を押さえて紹介いたします!

①勉強法

TOEICで高得点をとるためには、大きく分けて語彙力、文法、長文、リスニングの4つのスキルを鍛える必要があります。
それぞれのスキルごとのポイントを押さえて勉強しましょう。

・単語
TOEICでは、ものすごい数の単語を覚えなければならず、
その単語数の多さから挫折してしまう人がたくさんいます。

効率的かつ実践的な単語学習のポイントは以下の通りです。
1,単語帳選び
2,短期間の復習
3,単語とイメージを結びつける
4,正しい発音を身に着ける

1,単語帳選び
単語学習はまず単語帳選びから!
闇雲に難易度の高い単語帳を選ぶのではなく、
自分のレベルと目標に合った単語帳をまず1冊覚えましょう。
単語学習に慣れてきてから2冊目、3冊目と進めていきましょう。

2,短期間の復習
単語学習の際には、同じ単語を短期間で復習しながら進めていきましょう!
実際に私が実践していた新しい単語帳を進めるときのルーティーンは、
DAY1:1~100を4回
DAY2:1~200を4回
DAY3:1~300を4回
     ・
     ・
     ・
といった具合に、
覚えた単語でもずっと復習することを継続していました。

3,単語とイメージを結びつける
ただ単純に単語の意味を覚えるのは、時間がかかり実践的ではありません!
「単語と文字」を結びつけるのではなく「単語とイメージ」を結びつけましょう!
例えば、何年もモナリザを見ていなくても「モナリザ」と聞くと、無意識に絵を思い浮かべてしまう感覚です。
「friend」を見て友達の顔が思い浮かぶ、「run」を見て走っている動作が思い浮かぶ・・・
このように、単語を他の情報(イメージや感情など)と結びつけることがとても大切です!

4,正しい発音を身に着ける
カタカナ発音のまま単語学習を進めるのはもったいない!
1つ1つ正しい発音を意識しながら進めることで、その単語がリスニングで流れてきたときに自然と耳に入ってきます。
ぜひ初めての単語はその都度正しい発音を確認してから進めましょう。


・文法
パート5とパート6では文法に関する問題が出題されます。

文法学習の流れは以下の通りです。
1,中学高校レベル
2,TOEIC文法対策テキスト
3,文法問題集

1,中学高校レベル文法
基礎を身に着けることはなににおいても大切!
ということで文法に自信がない方やもう一度復習をしたい方は、
中学レベルの文法から始めることを強くお勧めします。

また、中学レベルの文法を知っていれば、
3秒で解ける問題がいくつか出題されます。
そのような問題は確実に点を取りましょう。

2,TOEIC文法対策テキスト
TOEIC文法対策テキストでは多くの場合に、
出題パターン別で解き方のポイントを学ぶことができます。

文法問題で高得点を取るためには欠かせないテキストなので、
1冊全部覚える勢いで取り組みましょう!

3,文法問題集
上記の1,2が終わったら、文法問題集で徹底的にアウトプットを行いましょう。
とにかく問題数をこなすことで、正答率の向上と時間短縮のトレーニングをすることができます。

・長文
TOEICの長文パートでは問題が70問もあります。
そのため、集中力やモチベーションを奪い取るようなパートになっており、
私は何度も心をおられました(笑)

長文読解のポイントは以下の通りです。
1,長文問題は読めれば解ける
2,長文読解に必要なスキル
3,かたまり読みをする
4,読めない原因

1,長文問題は読めれば解ける
長文問題は本文中に答えが書いてあるため、読むことさえできれば解くことができます。
ただ、情報が散らされていることや馴染みのないトピック、難解な表現などにより読解の正確さが失われてしまうのが特徴です。

2,長文読解に必要なスキル
長文読解に必要なスキルは、①語彙力②基本的な文法③予測力です。
①語彙力は、出会った単語は全部覚えましょう。
②基本的な文法は、第5文型、名詞の修飾、前置詞、構文等、
読解で特に必要とされる項目から始めましょう。
③予測力とは、次にどんな情報が来るのかを予想しながら読むことです。
予測できることで、全体や各段落の主張、前後の文の繋がりを掴むことができ、
精度の高い読解に繋がります。

3,かたまり読みをする
「かたまり読み」とは、文章を単語ごとに読むのではなく、文節である意味のかたまりごとに読むことです。
私は「かたまり読み」に出会ったことで、英語がシンプルになり、
長文読解への苦手意識が無くなって感動したことを覚えています(笑)

4,読めない原因
基本的な読めない原因は、①1文を正確に読めていない②流れがつかめない③時間が足りないです。
①1文を正確に読めない:これは英文の基本構造が関わっており、英文解釈をすることで解決できます。
②流れがつかめない:これは主張や具体例を整理できないまま読み進めてしまうのが原因です。これは長文をたくさん読み、自分の読解の癖を見つけて克服しましょう。
③時間不足:時間不足には多読と音読が効果的です。また、正答率と時間短縮の2つでは、正答率を上げるほうが難しいため、始めの方は正答率を上げることに集中しましょう。安定して正解できるようになってから、多読と音読で時間を短縮させましょう。

・リスニング
TOEICのリスニングは45分間で100問解くため、頑張らないで自然に英語を理解できるスキルが必要です。
また、アメリカ英語、カナダ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の4カ国の英語が流れてくるため、それぞれの英語に慣れておく必要があります。

以下のポイントを押さえた学習をしましょう。
1,正しい発音を身に着ける
2,何度も復習する
3,リンキングを理解する
4,リーディングの勉強の質を高める

1,正しい発音を身に着ける
リスニングで流れてくる英語が聞き取れないことの一番の原因は、自分自身がその単語を正しく発音できないことです。
そのため、自分が単語を正しく発音できる必要があります。

2,何度も復習する。
無限にある単語の正しい発音を1つ1つ身に着けるのは大変な作業ですが、解いた問題を何度も復習するのが1番の近道です。
復習の方法は、流れてくる文章をそのまま同じスピードで読めるようになるまでシャドーイングすることです。
そうすることで少しずつですが、聞こえる単語数が増えてきます。

3,リンキングを理解する。
リンキングとは、単語と単語をつなげて発音することです。
流れてくる英語が聞けない原因のひとつですが、日本人はリンキングに伴う音の変化に気づくことができずに、ただ英語が流れて行ってしまいます。
リンキングを理解する方法は、やはり何度も同じ問題を復習することです。

4,リーディングの勉強の質を高める。
英語は4つの技能がお互いに関係しています。
例えば、5つの文型がわからないと長文だけではなくリスニングも理解できません。
そのため、リスニング以外のリーディング等の勉強の質を高めることが、リスニングの能力を向上させることに繋がります。

リスニングの勉強をしていたときの私の経験ですが、
リスニングが向上しているかどうか全く実感がありませんでした。
そのためモチベーションを上げるために、英語で航空系の映画を見たり、
洋楽を聞いてアメリカ人の気分を味わったりしていました(笑)

②モチベーション関係

以上、勉強のポイントを紹介しましたが、
やはり継続することがなによりも大切です、、、
私は、「なぜ勉強を始めたのか」と「高得点をとれた自分」を想像してモチベーションを維持していました。

また、ずっと同じ勉強をするのではなく、
様々な勉強法を試行錯誤して自分に合った勉強法を見つけることも大切だと思います。
「こうしてみたら良いんじゃないか」や「逆にこっちを試してみよう」など、
思いついたら即実践していたことが、振り返ってみると有意義だったと感じています。

私からは最後になりますが、
勉強を始めたいけどなにをしたらいいかわからない方や
点数に伸び悩んでいる方がこの記事を読んで、
少しでも勉強の助けになっていればと心から願っております!
諦めずに勉強をすれば必ず結果が伴ってきますので、頑張ってください!

③終わりに

終わりになりますが、語学試験は短時間で点数を伸ばすことができず、時間がかかります。
そのため途中で諦めたくなってしまうかもしれませんが、語学は習得するメリットしかありませんし、これから航空業界で活躍するためにはますます必要とされています。
英語に伸び悩んだときは、ぜひこの記事を見返して自分の勉強方法を見直してみましょう!