航空業界の面接でよく聞かれる質問(前編 航空業界共通)

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航空業界の面接でよく聞かれる質問(前編 航空業界共通)

みなさんこんにちは!
今回は航空業界の面接対策として、よく聞かれる質問についてお話ししたいと思います。

それぞれの業界には、業界特有の質問が存在しており、航空業界も例外ではありません。
また、一概に航空業界といっても、航空会社、空港会社やハンドリング会社、パイロット、客室乗務員やグランドスタッフなど、業種や職種によってよく聞かれる質問傾向は異なるケースも存在します。

航空業界の企業を複数受験し内定を獲得した新卒の方に、
実際にされた質問や回答のコツを解説してもらいました!

自己紹介

みなさんこんにちは!
航空業界での就職を目指し就活を行ってきた大学4年生です!
業界内で様々な企業の面接を経験してきました。
面接って何を聞かれるのか緊張してしまいますよね。
「事前にこんな心構えや対策をできていれば良かった」という自身の経験を記事にしていきたいと思います。

本記事は
前編:基本的なよく聞かれる質問(航空業界共通質問)
後編:航空業界特有の質問(業種・職種別質問)
の二部構成になっており、
それぞれの質問に【回答ポイント】【注意点】【回答例】で解説していきます。

※補足①
基本的には面接前に提出している書類の内容を中心に面接を行いますので、
前提として書類作りの段階から面接を意識すると良いでしょう。

※補足②
今回紹介する質問が必ずされるわけでも、この質問だけを対策しておけば大丈夫というわけでもありませんので、予めご承知おきください。

航空業界の面接でよく聞かれる質問

航空業界で共通してよく聞かれる質問は以下の通りです。
【航空業界共通】
①志望動機
②強み弱み
③学生時代に頑張ったこと、自己PR
④なぜ航空業界なのか
⑤配属部署や勤務地の希望
⑥逆質問

それぞれ細かく見ていきましょう!

①志望動機
【回答のポイント】
・その企業じゃないといけない理由を明確にする
・自分を選んでもらう理由を明確にする
これらを盛り込む為に企業研究と自己分析を行い、マッチさせる必要があります。

【注意点】
あくまで志望動機を聞かれているので、
・受験企業の説明や魅力ばかりを話してしまわないようにする
・自己PRになりすぎないように注意する

【回答例】
・私は○○を御社で実現したいと考えています。
・その実現のためには○○という理由で御社が一番です。
・入社後には自身の強みである○○を活かして活躍し、実現したいです。

②強み弱み
【回答のポイント】
・結果や実績、他者からの評価をもとに内容を展開する
・受験企業の求める人物像を意識する
・強みと弱みはメリットデメリットの両方のエピソードを準備しておく

【注意点】
・「課題解決力」「コミュニケーション能力」など、多数がアピールしそうな内容にする場合は特に実績などで独自性を出すことが重要
・強みは思い込み、弱みはネガティブ、とならないようにする

【回答例】
・私の強みは正確性で弱みは心配性です。
・物事を正確にこなす事ができる一方、心配で必要以上に準備に時間がかかることがあります。
・~エピソードを話す~
・この強みと弱みは上手く向き合い活かすことで、安全を守るという点に活用したいです。

③学生時代に頑張ったこと、自己PR
【回答のポイント】
・行動、実績、年数、数字、他者からの評価などをもとに説得力をつける
・入社後の活躍をイメージさせられるようにする(価値観や人間性、胆力など)
・内容に一貫性をもたせる

【注意点】
・アルバイトなど、多数がアピールしそうな内容にする場合は特に実績などで独自性を出すことが重要

【回答例】
・英語の勉強頑張ってます。
・その理由に、多くの方と意思疎通するには言語が必要だし、可能性があると考えている。
・1年間の留学に行ってコミュニケーション能力を磨いた。(年数/経験/行動)
・留学先では全15個のイベントに積極参加して、多くの人と話し、友達100人できた。(数字/行動/実績)
・結果としてTOEICが○○○点から○○○点まで伸びた。帰国後、外国籍の先生にも褒められた。(数字/他者からの評価)

④なぜ航空業界なのか
【回答のポイント】
・業界への理解度と志望度を熱意をもって伝える
・自身の経験やルーツを織り交ぜる

【注意点】
・「好き」や「憧れ」だけで終わらせない
・就職がゴールではなく、就職後に成し遂げたいことを意識する

【回答例】
・飛行機に乗った時の○○の経験がキッカケで憧れを持ちました。
・憧れを目標に変え、(進路選択や研究などの)努力や勉強を続けてきました。
・就職が叶った際には、○○を実現できるように成長したいです。

⑤配属部署や勤務地の希望
【回答のポイント】
・実現したいことを叶えられる部署や勤務地を理論的に伝える
・あくまで希望であり、どんな事も経験したいという意欲があるニュアンスでいる

【注意点】
・「住みやすい」「通いやすい」などの個人的な都合で回答しない

【回答例】
・○○の部署(○○空港)を希望します。
・その理由に○○を実現するために最適だと考えているからです。
・希望が通らなくても、○○を実現するための経験だと思っているので、問題ありません。

⑥逆質問
【回答のポイント】
・入社意欲やどんな事に興味関心があるのかをアピールできるような質問をする
・募集要項やHP、インターンなどで理解しきれなかったことを聞く
・会社ではなく人や考え方についての質問も有効的

【注意点】
・給与や休日、福利厚生などの処遇に関しての質問ばかりをするのは避ける

【回答例】
・入社までに身に付けておくべき知識や経験について
・どんな人と一緒に働きたいと思うか
・面接官の入社動機
など、面接官への逆面接をするイメージも悪くないと思います。

深堀対策とは

面接では上記の質問に回答して終わりではなく、回答に対する深堀があります。
深堀対策をして、「はい、待っていました」と堂々と答えましょう。

具体的な深堀対策の方法は、
自分の回答に対して「なぜそう思うのか、どのように発揮されるのか」を考えます。

【深堀対策の例①】
・アルバイトで接客を頑張った ↓“なぜ頑張れた?”
・オープニングから一緒に頑張った仲間がたくさんいたから ↓“なぜ仲間がいると頑張れた?”
・仲良くなりバイトに行くのが楽しかったから ↓“なぜ仲がいいとバイトが楽しくなる?”
・みんなで協力し合って仕事ができるから ↓“なぜ協力し合える状態がいいと思う?”
・みんなで一致団結して頑張るのが好きだから ↓“なぜそれが好き?”
・みんなで力を合わせれば、一人ではできないことが成し遂げられるから
のように一貫性を突き詰めること!

【深堀対策の例②】
私の強みはだれに対しても偏見や先入観なくフラットな姿勢で関われることです。
アメリカ留学では、この強みを活かし10か国以上の人と友達になることができました。

この回答への深堀は、以下のようになります。
・あなたの強みは入社後どのような場面で発揮されますか。
・あなたの強みは社内と社外でどのように発揮されますか。
・周りの人が考えるあなたの強みは何だと思いますか。

このように多方向からの深堀をすることで、
回答の精度を上げることができるだけではなく、心に余裕を持って回答をすることができます。
また、想定外の質問がされたときにも、準備してある回答の中から答えることができるようになります。
全ての質問に対して深堀対策を行いましょう。

おわりに

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
今回の前編の記事では基本の質問をお伝えしましたので、まずはここから徹底的に準備していきましょう。
後編の記事では航空業界をより細かく分け、業種・職種別の特有の質問について解説していますので、ぜひそちらを参考にして選考を勝ち抜けましょう!