飛行機の出発時間と到着時間はどのタイミングで決まっている?

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飛行機の出発時間と到着時間はどのタイミングで決まっている?

飛行機の出発時間と到着時間はどのタイミングで決まっている?

空港に行くと決まってフライト案内の電光掲示板るの前で記念撮影をしたりしますよね。
あの電光掲示板にはどんな情報が掲示されているのでしょうか。

【出発の場合】
・ON TIME
・DELAY
・NEW GATE
・NOW BORDING
・BORDING
・DEPARTURE
・CANCELLED

【到着の場合】
ON TIME
DELAYED
ARRIVING
ARRIVED
IN TERMINAL
CUSTOMS

こんな情報が見れると思います。

では実際に出発した時間と到着した時間はどのタイミングの事を言うのでしょう。
今回は少し航空用語と専門知識を交えて解説していきたいと思います。

【出発時刻】

出発便の場合、ETDとATDという用語があります。

ETD (Estimated time of departure)→出発予定時刻
ATD (Actual time of departure)→実際の出発時刻

このATDが出発時刻として電光掲示板に表示されます。
これはB/O(ブロックアウト)の時刻です。
つまり飛行機がトーイングカーによってプッシュバックされて動き出した時刻を指します。
よく離陸した時刻と間違われやすいのですが、飛行機が駐機場から動き出した時刻です。


また「出発時刻までまだ10分あるからまだ大丈夫!」なんて方は要注意です。
出発時刻=搭乗終了時刻ではありません。
搭乗終了→ドアクローズ→ブロックアウトには最低でも5分~10分はかかります。

つまり出発時刻の5~10分前には搭乗は締め切られてしまいます。
当然地上スタッフは定刻出発に全力を尽くしていますので、必死に呼び出したり捜索をします。

日系のフルキャリア航空会社では比較的ギリギリか少し時間を過ぎても待ってくれることがありますが、
外資系の航空会社やLCCは時間厳守で搭乗を終了するケースが多いです。
時間には余裕をもって行動して下さいね。

【到着時刻】

到着便の場合、ETAとATAという用語があります。

ETA (Estimated time of arrival)→到着予定時刻
ATA(Actual time of arrival)→実際の到着時刻

基本的にこのATAが到着時刻として電光掲示板に表示されます。
これはB/I(ブロックイン)の時刻です。
つまり飛行機が駐機場に停止し、グランドハンドリングスタッフがチョーク(車輪止め)を取り付けた時刻を指します。
よく着陸した時刻と間違われやすいのですが、飛行機が駐機場に完全に停止した時刻です。

例えば飛行機で到着する人を待つ場合は、この到着時刻から早くて15分程度~30分程度(諸条件により大きく前後します)で到着ロビーで会えるくらいの感覚です。

ちなみに電光掲示が『到着済み(ARRIVED)』の場合は返却荷物が搬出し終わっている意味となります。
到着済み(ARRIVED)を確認してからしばらく会えていないのであれば、何らかの問題が考えられます。
連絡を取ってみたり、空港のインフォメーションカウンター職員に呼び出しを依頼してみても良いでしょう。

おわりに

今回は飛行機の出発時刻・到着時刻について解説してみました。
専門用語で少し分かりづらい点もあったかと思いますが、

出発時刻→飛行機が動き出す時刻(ブロックアウト)
到着時刻→飛行機が停止した時刻(ブロックイン)

が正しい時刻です。

飛行機の動きと電光掲示板の動き、機械があれば注意して見てみてください。