座右の銘は“全力で楽しむこと。”ツナギを着ていたかもしれないグランドスタッフが語る「JALで働く面白さ」~Landing STORY Vol.3~

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座右の銘は“全力で楽しむこと。”ツナギを着ていたかもしれないグランドスタッフが語る「JALで働く面白さ」~Landing STORY Vol.3~

みなさんこんにちは
ライターのSHIORIです。

航空業界への就職を“旅”と定義するマイターミナル。
業界で活躍している人がどう羽ばたき、どう航空業界の地に着いたのかを掘り下げるインタビュー企画「Landing STORY」

前回の「Orange株式会社」の代表取締役の甲斐考太郎様の記事はいかがでしたでしょうか?
成田空港手帳2022が販売開始となっておりますので、ぜひお手にとっていただけたら嬉しいです。
3回目は株式会社JALスカイで働く浅野沙織様からお話を伺いました!
入社の経緯から、本当はツナギを着たかった?!という意外な話までお伺いできました。



■インタビュー
株式会社JALスカイ
成田事業所総務部 浅野沙織様
2008年入社

人生を大きく変えたサイパン島へ父の転勤~自身のルーツ、「JAL」との出会い~

Q:簡単に浅野さんのご経歴をお願いいたします
2008年JALスカイに新卒で入社しました。
最初の2年間は国際線のゲート業務が中心でした。
3年目からコントロールグループへ異動し(※1)ディパーチャーコントロールなどの業務に約2年携わり、その後国内線旅客業務を約7年経験しました。
今は現場の仕事と総務部との兼務で新規事業や地域貢献に関わる仕事をしています。


(※1)ディパーチャーコントロール:バックオフィスにてお客さまが出発するまでの様々なサポートを行い、お客さまの情報などを便毎にまとめ、関係各所と調整を行う仕事。
具体的には機内食の搭載数の調整やお座席の調整、お手伝いを必要とされるお客さまの情報を客室乗務員や、到着地のスタッフへと引継ぎを行っている。


Q:航空業界に入ろうと思ったきっかけを教えてください
実は初めから航空業界に入りたかったというよりは、違う仕事に就こうと思っていたんです。
中学の頃からバスケをしていてケガが多かったこともあり、将来はスポーツトレーナーになろうと思っていました。
高校在学中、志望大学まで決めていたんですが、そのタイミングで父が仕事の関係でサイパン島に転勤になったんです。
一緒に行くか残るか悩みましたが、面白そうだなと思ってサイパン島に一緒について行くことにしました。
実際に住んだことで異文化に触れ、旅行も好きだったので、旅行業界や航空業界に魅力を感じて働きたいと思うようになりました。

Q:JALを選ばれた理由、グランドスタッフを選ばれた理由はどんなところですか
その当時サイパン島にJALが就航していて身近だったことと、初めて飛行機に乗ったのもJALだったのでJALの印象が強かったんですよね。
他の航空会社も調べましたが、働くならやっぱりJALがいいな、と思って決めました。
「JALで働きたい」と思ったので職種は問わずグランドスタッフも客室乗務員もどちらも受けました。
実際に入社してから貨物やグランドハンドリングの仕事を知ったのですが、
「就活の時にグランドスタッフ以外のことも知っていたら他の職種で受けてたかも?」と思いました笑

Q:ちなみに、どこの職種に興味がありましたか
入社してすぐに、自分にはグランドハンドリングの方が合うのでは?と思いました。
ずっとバスケをしていて体育会系だったのもあって、首にスカーフを巻くタイプじゃなかったんです笑
入社当時はツナギが良かったなって思ったこともありましたね。

Q:就職活動で大変だったことはありますか
航空会社は面接が遅い方だったので、他の業界でいただいていた内々定をお断りして、背水の陣で臨むしかなかったところがちょっと不安でした。
就活で客室乗務員の面接が先にあったのですが、当時エアラインスクールにも通っておらず、面接の練習もあまりしてなかったんですよね。
対策が甘かったのと、周りの方々の「客室乗務員」のような雰囲気に圧倒されてしまって、緊張して全く質問に答えられませんでした。
その後にあった今の会社の面接を受けるときは、緊張しないようにしっかり対策をして臨みました。

Q:学生時代の経験で今の仕事に活きていることはありますか
子どもの頃からディズニーが好きで、いつかキャストとして働きたいという気持ちがあり、学生時代に数か月ディズニーシーでパーク内のグッズ販売を経験しました。
そこで教わったホスピタリティやサービスへの姿勢・考え方の質が高く、今でも接客時のベースになっています。

’’現場’’と’’新規事業の発足メンバー’’異なる視点からお客さまに最高のサービスを提供する仕事

’’現場’’と’’新規事業の発足メンバー’’異なる視点からお客さまに最高のサービスを提供する仕事
Q:これまで様々な経験をされてきていかがでしょうか
私が入社した当時はチェックイン業務とゲート業務に分かれて教育があり、
私はゲート業務入社でした。その後チェックイン業務を少し経験し、入社3年目にディパーチャーコントロールに入りました。
最初は経験や知識が少なくてついていくのが大変でした。
多くの規定や規則を理解し、出発までに確認しなければならないことが多く、
常にタイムプレッシャーを感じていました。
コントロールグループの次に国内線業務に異動しました。
国内線はお客さまの飛行機の利用の仕方が電車感覚に近く、国際線とは違う時間の感覚に最初は驚きましたが、限られた時間の中での接客も楽しいと感じるようになりました。

Q:現在のお仕事について聞かせてください
今は総務部と現場を兼務しています。
コロナの影響で現状のフライトハンドリングだけではなく、社員のアイデアを収入化するための調整を行うチームが昨年9月に新設され、
ありがたいことにそのチームの発足メンバーに選ばれました。
コロナ以前から社外も含めた新しい取り組みに参加したり、地方創生や新規事業には興味があったのでとてもいいチャンスをいただけました。

Q:新規事業は具体的にどんなことをされているんですか
社員から上がってくる新規事業のアイデアを、どうしたら形にできるのかを検討し、社内外含め調整などを行っています。
新規事業のひとつとして、昨年の11月から成田空港内や航空科学博物館にて「JALグランドスタッフが教える英会話教室」を行っています。
昨年の9月にスタートし、年内には形にしたい、ということでスピード感を持って取り組みました。
ただ今まで現場の仕事がメインだったので事業化などの知識が全くなく、手探りでとりあえずやってみよう!
とチームの全員で試行錯誤しながら、何とか実現しました。
緊急事態宣言中は中止していましたが、基本的に今も毎月実施しています。
他には、昨年成田空港周辺の市町で修学旅行に行けなかった学生さま向けに、成田発着周遊チャーターを企画し、思い出に残る特別なフライトになるよう、様々なコンテンツを考え用意しました。
代表生徒が搭乗口や機内でアナウンス体験を行ったり、飛行中はキャプテン自ら飛行ルートや景色の説明を行うなどオリジナルの企画を実施しました。
「今までにやったことがないことを行う」、という点で大変なことも多いですが、いかに安全を守りながら新しいことに挑戦し実現するかを考え、それが実現できたときは達成感と嬉しさを感じました。
こういった経験を通じて、以前より新しいことに取り組む社風になったな、と感じています。

入社当初と今、「JALで働くこと」の変化

入社当初と今、「JALで働くこと」の変化
Q:入社当時と比べて会社の雰囲気や風土はどんなところが変わったと思われますか
入社した当時は、業種間の関わりが少なくて業種間の壁があるなと感じていました。
その後、経営破綻をきっかけに社員の心の持ち方が大きく変わったな、という気がします。
JALフィロソフィもできて社員全員が同じ志をもって働くことができるようになったことで、社内でのコミュニケーションや仕事の進め方も前よりスムーズになったと感じています。

Q:JALフィロソフィを社員に浸透させるために会社としてされている取り組みはありましたか
JALフィロソフィの項目1つ1つのテーマ対して勉強会があります。
1つのテーマに対して他のJALグループの仲間と一緒にグループディスカッションをする2時間の勉強会です。
それに全員が参加するようになっていて、3ヵ月タームくらいで1つのテーマを学んでいます。
今はオンラインで開催されていて、日本中・世界中のJALスタッフと一緒に開催されているので有意義な勉強会です。

人生の彩りは“仕事もプライベートも全力で楽しむこと”から

人生の彩りは“仕事もプライベートも全力で楽しむこと”から
Q:1番好きな仕事はなんですか
人と話したりするのが好きなので、やっぱり制服を着て接客をしているときが好きですね。
特に海外からきたお客さまとお話しすることが楽しみです。
コロナ禍で接客の機会が減ってしまいましたが、今もたまにカウンターに入る時に、日本に来ることを楽しみにいらしたお客さまと話せる機会はとても大切だなと思っていますね。

Q:お客さまとの思い出のエピソードを聞かせてください
国内線のカウンターでの出来事ですが、とあるお客さまより復路の成田-フランクフルトの座席の相談をされました。
その時点ではご希望に添える席が用意できなかったので社内で引継ぎを残し、お客さまへは「可能な限り調整します」と伝えて対応を終えて見送りました。
1週間くらい経ってからその時のお客さまにカウンターで再度声をかけられました。
「あの時座席調整してくれたから希望の席に座れたよ、ありがとう」と国内線に乗り継ぎがないのに、わざわざお礼を伝えに来ていただいたことが嬉しかったですね。
私たちにとっては特別な対応ではなかったのですが、私たちの対応でお客さまに喜んでもらえ、それを感謝していただけたことは今でも心に残っています。

Q:今後どんなキャリアにしていきたいですか
グランドスタッフの仕事に加え、今は「地方創生」に興味があって、社内に地域活性の取り組みはあるので、それに関わっていきたいなと思っています。
コロナ前は旅行でいろんなところに行ってたんですけど、日本には良いところが沢山あるのに各地の魅力を伝えきれていなくてもったいないなぁ、と感じることがよくあり、
そこから「地方創生」に興味を持ち始めました。
各地域の魅力的な文化や風土などを国内外問わず多くの人に知ってもらえるような活動を行いたいです。
そして、日本中を旅して各地の魅力を肌で感じていただきたいですね。
いつかはどこかに移住するのが夢です。

Q:お休みの日は何をして過ごすことが多いですか
コロナ前まではよく旅行に行ってました。
今は中々外に出られないので、お家時間をのんびり楽しむようになり映画を見たり、たまにIKEAやコストコに行くのも楽しみです。
ようやく緊急事態宣言も解除がされたので、もう少し落ち着いたら大好きな北海道や沖縄に行きたいです!

Q:仕事をする上で大事にしていること
何をするにも楽しむことが大事だと思ってます。
入社した頃は業務だけでなく、懇親会などオフの場でも全力で楽しむ先輩たちと一緒に過ごしてきました。今はコロナ禍でそういうのもないんですが、昔は先輩たちと文化祭レベルの出し物を本気でやってました笑
業務でもオフでもいろんなことを全力で楽しむことで、仕事にも人生にも彩りが出るのかなと思ってます。

Q:航空業界への就職を目指している方にメッセージをお願いします
私自身最初から航空業界に入りたかったわけではありませんが、色々なことを経験してきてここにたどり着いたと思っています。「航空業界に入りたい」という思いも大事ですが、それだけではなく視野を広く学んでいくことで、今後のキャリアにプラスになるスキルが身につけられると思います。
毎日刺激的な日々を過ごしたい方には、「空の仕事」は面白い業界です。航空業界に就職するために勉強をする、ということだけではなく、幅広く興味を持ってチャレンジしてみてください。
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おわりに
最後までお付き合いいただいてありがとうございます!
とっても気さくなお話をされる浅野さんの雰囲気が印象的でした。これまでの浅野さんの経験や仕事に対する向き合い方はみなさんの新しい気づきになることがあったのではないかと思います。
ぜひ、航空業界へ就職するための勉強もしつつ、日々興味のあること、視野を広げて楽しんでいきましょう!


※掲載の写真は撮影時のみマスクを外しています。