空港従業員、CAは住む場所が限られる?

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空港従業員、CAは住む場所が限られる?

一般企業の場合、居住地は通勤が可能な範囲かつ交通費の支給限度額以内という条件で、ある程度自由に居住地を決められる事がほとんどです。航空業界で働く空港従業員やCAには居住地の制限はあるのか
解説していきます。また、後半には転居が必要な時に気を付けるべきポイントも解説していきます。

【ほとんどの場合が空港から近場に住む必要がある】

雇用形態や担当業務時間帯によっても変わってきますが、ほとんどの場合早番や遅番、場合によっては夜勤や泊まり勤務、スタンバイ(急な欠勤等に対応できるよう待機する事)がある為、空港から近場で会社が規定する範囲に住む必要があります。

【具体的にどんな規定がある?】

では具体的にはどのような規定があるのでしょう。いくつか例を紹介していきます。
・空港に繋がる路線沿線の駅から徒歩圏内
・空港まで90分以内で通勤が可能な地域
・午前6時(勤務開始)および午後11時(勤務終了)に公共交通機関を利用して通勤が可能な地域
・空港から半径30km以内
などがあります。会社や同じ会社でも職種や雇用形態や通勤方法によって規定は異なりますので、就職前にしっかりと確認しましょう。

【公共交通機関による通勤手段がない時間帯は?】

【公共交通機関による通勤手段がない時間帯は?】
規定内に住んだとしても電車やバスの動かない時間帯に勤務がある職種や、イレギュラー対応などで勤務時間が延び、電車やバスを逃してしまった場合はタクシー、ハイヤー、自社送迎バスがあります。
多くの場合は同じ方面の職員とタクシーを乗り合わせたり、会社所有の送迎バスで帰宅する事ができます。実際、私が勤めていた会社にはタクシー会社への配車要請担当者がいて、自分でタクシーをつかまえる事も、交通費を建て替えたりする必要もなかったので安心でした。

【転居の際に気を付けるべきポイント】

【転居の際に気を付けるべきポイント】
今現在住んでいる所が就職する会社の規定外で転居の必要がある場合、物件探しから引っ越し費用、転居後も家賃の支払い、慣れない土地での生活など、お金もエネルギーも使います。
周囲の環境や家賃、通勤時間が自分を苦しめないように配慮して、会社選び・住居選びをする事をおススメします。
いくつかポイントを紹介していきます。

≪通勤手当の上限金額を確認≫
会社からもらえる通勤手当には上限金額がある事がほとんどですので、上限金額以上の費用がかからないようにしましょう。


≪通勤時間に無理はないか≫
規定内に住んだとしても通勤時間が負担になる事もあります。『出勤時間-(通勤時間+準備時間)』を計算して起きる時間に無理がないか確認しましょう。

例:出勤時間7:00-(通勤1h+準備1h)=起床時間5:00

≪住宅補助手当があるか≫
転居が伴う就業の場合、毎月の家賃補助で一定額もしくは家賃の一定の割合分の手当が出る会社が多いです。こちらも確認をとって無理ない家賃の物件を探しましょう。


≪社員寮に入寮する≫
社員寮完備の会社も多くあります。会社によって異なりますが、社員寮は家賃が格安、送迎あり、食堂付きなど様々なメリットがありますので迷ったら選択肢の一つにしてもいいでしょう。


≪先輩社員や採用担当者に聞いてみる≫
土地勘がない場所での家探しは不安ですよね。先輩社員がどのあたりで何を基準に家選びをしたのか、これが一番の参考になると思います。迷った時は先輩社員や採用担当者に聞いてみましょう。
また、会社によっては提携不動産があって仲介手数料や家賃が割引になる事もあります。確認すると良いでしょう。

≪入社前に少し住んでみる≫
特に一人暮らしが初めての方には生活と土地に慣れる事をおススメします。勤務と同時に家事や土地に慣れるのはとても負担になりますので、少しの期間でも入社前に住んでみましょう。



【まとめ】
航空業界で働く際、多くの場合に居住地制限があります。会社や職種によって異なるので入社前にしっかりと確認をする事。また、転居が必要な場合は住むにあたり多方面に無理がないかどうかを、上記で紹介したポイントを抑えて確認しましょう。